病気!?
病気の見つけ方
セキセイインコに限らず鳥類は特に病気である又は体調が悪いことを隠そうとする傾向があります。これは自然界で生き残るための本能でもありますので大切なことです。しかし、皮肉なことにこの本能によって手遅れになってしまうことがあります。注意する点は
- 1、体の毛を逆立てて気だるそうである
- 2、いつもはしない行動を取る
- 3、糞の色(形状)がいつもと違う
です。
”1”は体温を保とうと出来るだけ動かないようにしている状態です。保温するのにも体力を使ってしまいますので、プラケースなどに床材を敷いてペットボトルなどにお湯を入れた簡易湯たんぽをいれてあげることで体力の消耗を軽減させてあげることが出来ます。
”2”では、例をあげると普段は居ないケージの網の部分に居たりなど普段は絶対しない様な行動にも目を配ります。
”3”は特に分かりやすいのもこの項目です。
- セキセイインコの正常糞便
- ライムグリーン色の便
- 赤い色の便
- 未消化の便
- 酸が黄色い便
- 白色の便
- 濃緑色の便
色合いは、もう少し緑色のものから茶色い色便までありますが、大きさ形などは、指でつまめそうなくらいです。周りににじむような自由水がほとんど存在しません。また、便の大小にも注意しましょう。
肝障害を疑える所見です。 また、オウム病のときに見られる緑色の便もこの色をしている事が多いようです。
赤い便は血便の可能性があります。 このような一目で赤いとわかる便は、大腸や総排泄腔などからの出血が疑われます。胃や小腸からの出血がある場合には、黒い便になります。
消化されない餌が多く含まれる便は未消化便です。 AGY(メガバクテリア症)が、最も一般的に遭遇する原因と言えます.
明らかに黄色いとわかる尿酸は、やはり肝疾患由来で多く観察されます。
白い便の多くは膵臓の外分泌異状によって起こることが多いです。 デンプンが消化されないために起こります。
濃い緑色の便は、鉛等の重金属による中毒が疑えます。重金属は、金属の塗装等に多く使われていて、以外と環境中に多く存在します。おもちゃとして与えている、鈴などの塗装も中毒の原因になることがあります。
気になることがございましたら最寄の動物病院にて診察を受けておくのが吉でしょう。
※動物病院ですが、セキセイインコなどの鳥類に慣れていない病院があります。あらかじめ最寄の病院で鳥類を診て頂ける所なのかお調べしておくのが良いでしょう。